スモールハウスの考え方 成功例と失敗例 - 狭小住宅の間取りの工夫in姫路

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スモールハウスの考え方 成功例と失敗例

スモールハウス(狭小住宅とも言います)の間取り検討は大きさに制限がある分、難しい部分もあります。
参考例をもとに間取りを考えていきましょう。

・部屋が狭い(失敗例、又は後悔する点)
大前提とはなってきますが、土地の面積が狭い分、各居室は狭くなってきます。
計画初期段階は今現在の家族人数、年齢などを考慮してお部屋の大きさを考えていく傾向にあります。
狭小住宅の場合、目先のことだけ考えず、10年15年後のことも見据えて考えていくことが大事になってきます。
お部屋数という部分では家族の人数である程度確定してきます。
各部屋のボリュームについてはご要望により様々です。
いまは子供が小さいけど、成長していくにあたり部屋が手狭になってしまう。
これを想定して子供部屋ばかりボリュームを気にすると、寝室や隣接居室の空間が限定されてきます。
子供達が巣立った時、確保されていたお部屋は、人がいなくなるだけでボリュームはそのまま残ってしまいます。
基本的にはご夫婦は生涯お住まいになられると思うので、寝室やLDKなどの長きに渡って使っていく空間とのバランスをよく考えてボリュームを選定していきましょう。

・吹き抜けや勾配天井、大きな窓を設置(成功例、作って良かった点)
全体のボリュームが限定される分、各空間を広く見せる、圧迫感を無くす工夫やアイデアは必要だと思います。
スモールハウスでは日当たりや、空間の確保のために、LDKを2階に設ける検討も多く見られます。
ただ設けるだけではなく、天井を勾配天井に施工、南面に大きい窓などを設置して、空間の開放感を演出してみると、窮屈さを感じさせないお部屋作りが実現できます。
その他にも地下室や小屋裏(ロフト)を設けて、居室近くに作ることが難しい収納スペースの新たな確保、屋上を検討することにより、敷地内に設けることの難しいお庭スペースを屋根面積いっぱいに確保するのも狭小計画ならではのアイデアといえます。